歯ブラシはいつ交換したらいいの?

2023年12月08日

毎月8日は何の日かご存じですか?

「毎月8日は歯ブラシを交換する日」です。

全日本ブラシ工業協同組合では毎月8日を歯ブラシ交換する日として、歯ブラシを月に1回交換することをお勧めしています。

全日本ブラシ工業協同組合は日常生活の快適さを支える歯ブラシやヘアブラシを企画・製造販売している専門集団だそうです。

歯ブラシ関係のページを見ると、関西に会社が多くあり、様々な特徴ある歯ブラシがあることを知ることができます。

※参考サイト 全日本ブラシ工業協同組合

http://www.ajbia.or.jp/index.html

組合に加入しているLIONのHPにも歯ブラシ交換の目安として1か月が推奨されています。

※参考サイト LION 製品Q&Aハブラシ交換の目安を教えてください。

https://faq.lion.co.jp/faq_detail.html?id=10907

1か月で歯ブラシを交換する理由

1.毛先が開いてくる

西宮北口 歯医者 歯ブラシ交換時期歯ブラシは使い続けると毛先が開いてきます。

毛先が開いて、後ろからみてはみ出して来たら交換時期。

毛先が開くと歯垢除去率が40%も低下してしまうそうです。

低年齢のお子さんの歯ブラシはお子さんが噛むので、すぐに毛先が開いてしまいます。

お子さんが自分で使う歯ブラシはそのままでもかまいませんが、仕上げ磨きの用の歯ブラシは、素早く短時間で歯垢を落とす必要があるので、もったいないけれど、毛先が開いたらすぐに交換が個人的にはいいと思います。

大人の方で、1か月満たずに思い切り毛先が開いてくる方は、磨く力が強い可能性があるので、一度歯医者さんでご自身の歯磨きの力が適切かみてもらうといいでしょう。

2.毛先のコシが無くなってくる

毛先が開いていないからまだ大丈夫と思って歯ブラシを使い続けてしまいますが、毛先が広がらない状態でも、毛自体のコシが無くなってきます。

最近歯磨きに時間がかかるなぁという時は、毛のコシが無くなってきているのかもしれません。

毛のコシは歯垢を落とすためには重要です。

歯ブラシの毛先に使用されている材質の一つに飽和ポリエステル樹脂(PBT)があります。

歯科専売品の歯ブラシによく使用されています。

PBTは一般的なナイロン毛と比較して、唾液に触れても元のコシを保ったままブラッシングができる毛先になりますが、約1か月でコシが無くなってきます。

3.雑菌が繁殖する

どんなに適切なお手入れをしても、水回りで使用するため、雑菌も繁殖しやすいので、衛生面からも1か月に1回の交換がお勧めされています。

毎月8日は歯ブラシ交換日と覚えてくださいね。早速カレンダーに〇を付けましょう!

歯ブラシのお手入れ

歯ブラシには汚れや菌が付着します。

歯ブラシの使用後は、水でしっかりと洗い流して、水気を切り、風通しの良い場所にヘッドの部分を上にして立てて保管しましょう。

西宮北口 歯医者 歯ブラシ並べ方よく乾燥させることが大切ですので、すぐに歯ブラシカバーはせず、カバーをする場合は、乾燥後にするようにしましょう。

また、家族の歯ブラシヘッドとはくっつかないようにそれぞれで乾かしましょう。

電動歯ブラシの場合の交換時期は?

電動歯ブラシのヘッドの交換は各メーカーで差がありますが、3か月くらいを目安にしているところが多いようです。

毛先が広がったら交換というのは、手用歯ブラシと一緒です。

毛先の色が変化したら交換時期というメーカーや、交換時期をお知らせする機能のある電動歯ブラシもあるようです。

今までヘッドの交換時期を気にしたことがない方は、取り扱い説明書で確認してください。

せっかくの電動歯ブラシなのですから、適切にヘッドを交換して、電動歯ブラシの歯垢除去効果を保ちましょう。

交換した歯ブラシの活用方法

1か月に1回ということは、1年間で12本。

この年末の大掃除の時期、各場所のお掃除に大活躍!

元々捨てる予定なので、惜しくなく使えます。

部屋の掃除から、シンクの掃除、トイレ掃除、靴の掃除、印鑑掃除までできます。

検索をかけると面白い活用法が出てくるので、試してみてくださいね。

さて、歯ブラシのリサイクルという試みも始まっています。

歯ブラシ、リサイクルができるものなのですね。

LIONハブラシリサイクル

※参考サイトLIONハブラシリサイクル

https://www.lion.co.jp/ja/sustainability/toothbrush-recycling/

ライオンのハブラシリサイクルは、捨ててしまえばゴミになる使用済み歯ブラシを回収、リサイクルして、植木鉢等新しいプラスチック製品に生まれ変わらせるプログラムです。

2023年9月末で回収拠点が1329拠点、約140万本も回収されているそうです。

回収可能な歯ブラシは家庭用の歯ブラシ。

掃除などで使用した後の歯ブラシでもいいそうですよ。

個人でも登録可能で、ハブラシは2kg(ハブラシ約200本分)から発送可能とのこと。

テラサイクルさんにアカウント登録をして引き取りに来てもらうようです。

4人家族で、12か月1か月に1回歯ブラシを交換したとして、48本・・・4年ちょっとかかる計算ですね。とっておく場所が大変かも・・・。

現実的なのは、回収拠点に持っていくことでしょうか。

持っていく際は、洗ってきれいにして、しっかり乾燥させて持ち込みしましょう。

ビニールに入れたり、ゴムでまとめたりせずに1本1本回収BOXに入れるようにした方がいいそうですよ。

地方自治体や学校などで行われているところもあるようです。

阪神間では神戸市で行われています。

ハブラシリサイクル広がるといいですね。

歯間ブラシの交換目安は?

ブラシの部分の毛が乱れて弱ってきている、ワイヤーが折れ曲がりやすくなった。

毛先が変色してきた場合も交換の目安となります。

ワイヤ―が露出した状態のものや、毛先が乱れたものをそのまま使用すると、歯茎を傷つけることになりますので、適切に交換しましょう。

フロスの交換目安は?

デンタルフロスは、様々な種類があります。

糸まきタイプのデンタルフロスは、使い切りが基本ですので、使用したら捨てましょう。

ホルダータイプのデンタルフロスは、使い捨てが基本になるものと、繰り返し使用が可能なものがあります。

患者さんの認知度も高い○ようじは衛生上および機能上製品1本につき1回の使用をお勧めしているそうです。

購入されたフロスがどちらなのかを確認してください。

繰り返し使用が可能なフロスの場合は、毛がけば立ってきたら交換の目安です。

その方の歯と歯の間のきつさや、商品の耐久性によって交換時期は変わります。

当院でお勧め販売しているウルトラフロスは耐久性が高いものになります。

歯ブラシと同様、適切な時期に交換して使用することが、効果的です。

※参考サイト ライオン歯科材株式会社 製品情報 ウルトラフロス

https://www.lion-dent.co.jp/client/products/shikanseisou/ultrafloss.htm