睡眠時無呼吸症候群
Q. 睡眠時無呼吸症候群の治療はどのようなことをするのですか?
A. 歯科では専用のマウスピースを使って下あごを前方に固定します。
睡眠中に下あごを前に出すことで、気道を広げ、いびきや無呼吸を軽減します。
軽症~中等度の方に向いています。
Q. 睡眠時無呼吸症候群の治療用マウスピースは保険適用になりますか?
A. はい。ただし、医科で「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」と診断され、マウスピース作成依頼の紹介状をお持ちの方のみ保険適応となります。
Q. 検査や診断はどこで受ければいいですか?
A. まずは内科・耳鼻科・睡眠専門クリニックで検査を受けてください。
紹介状をもとに、歯科でマウスピースを作製します。
Q. どんな人にマウスピース治療が向いていますか?
A. 主に以下の方に向いています:
・軽度~中等度の睡眠時無呼吸症候群
・CPAP(シーパップ)治療が合わない方
・旅行や出張時に簡易的な装置を使いたい方
Q. マウスピースをつくるのに何回かかりますか?
A. 2~3回かかります。
1回目:診査・診断、場合により治療、2回目:型取り 3回目:装着
まずは、お口の中の状態を確認します。虫歯や歯周病があれば先に治療をしてマウスピースを作ります。
特に治療が無ければすぐに製作にかかります。
Q. 装着して寝ると苦しくありませんか?
A. 最初は少し違和感がありますが、数日で慣れる方がほとんどです。
息苦しさを感じることは少なく、よく眠れるようになります。
痛みが出ることがあれば調整しますので、ご相談ください。
Q. 副作用はありますか?
A. 一時的に顎や歯の違和感。・痛みを感じる場合がありますが、多くは慣れて改善します。
他には、唾液が多くでるということもあります。
顎や歯の痛みが出た場合は、マウスピースを調整します。
Q. マウスピースはどのくらい使えますか?
A. 使用頻度や管理状態にもよりますが、2~3年程度が目安です。
歯ぎしりやくいしばりの力が強い方は装置に大きな力がかかるため、破損等が起きやすくなります。
Q. マウスピースが壊れてしまいました。作り直しになりますか?
A. 修理が難しい場合は作り直しになります。
作り直しの際の参考になりますので、捨てずに壊れたマウスピースをもってきてください。
Q. お手入れはどうすればいいですか?
A. 毎朝、水洗いと専用洗浄剤で清潔に保ちましょう。
高温を避けて保管します。
Q. 歯が少ない人でも作れますか?
A. 状況によりますが、ほとんど歯が無い場合は、難しいかもしれません。
義歯を併用するなどして対応できる場合もあります。
まずは口腔内の状態を拝見して判断します。












