入れ歯治療
Q. 入れ歯にはどんな種類がありますか?
A. 大きく分けて、部分入れ歯と総入れ歯があります。
部分入れ歯は歯が残っている場合、総入れ歯はすべての歯を失った場合に使います。
さらに素材や構造によって、保険適用・自費のさまざまなタイプがあります。
Q. すぐに入れ歯を作って欲しいのですが、何回かかりますか?
A. 失った歯の本数によって回数が変わります。
1~2本なら、2回で完成することもありますが、多くの歯がない場合や総入れ歯の場合は、5~6回かかる場合もあります。
通常5回の通院で約1.5月かかります。
Q. 保険の入れ歯と自費の入れ歯はどう違うのですか?
A. 保険の入れ歯は基本的な機能を備えており、規定の材料を使用します。
保険診療ですので、費用を抑えることができます。
自費の入れ歯は、見た目の自然さ・フィット感・薄さ・軽さなど求めるものに応じて材料を選ぶことができます。より精密に製作しますので、回数がかかる場合があります。
Q. 入れ歯はどのくらいもちますか?
A.何年ということは難しいです。
歯の状態、顎の骨の状態、全身状態によってさまざまです。
入れ歯がぴったりしない、広い範囲で痛む、咬みづらいなどの症状が出たら、相談して下さい。
必要に応じて調整、作り替えを行います。
Q. 入れ歯を入れると痛みますか?
A. 初めのうちは違和感や痛みを感じることがありますが、慣れてくると軽減します。
痛みが続く場合は、早めに調整しましょう。
Q. 入れ歯をいれると食べにくそうですが?
A. 最初は慣れるまで少し時間がかかります。
柔らかい食べ物から始めると、スムーズに慣れることが多いです。
必要に応じて調整を重ねることで改善します。
Q. 入れ歯をつけたまま寝てもいいですか?
A. 基本的には寝る前に外すのがおすすめです。
歯ぐきや残っている歯を休ませ、清潔に保つことで炎症や感染を防ぎます。
ただし、残っている歯の保護やかみ合わせの安定のため、装着したままにする場合もあります。
つけたまま寝る場合も、寝る前には必ず入れ歯をきれいに清掃してください。
Q. 入れ歯の手入れはどうすればいいですか?
A. 毎食後、入れ歯専用のブラシでやさしく洗ってください。
歯磨き粉(研磨剤入り)は傷の原因になるため使わないようにします。
就寝前には水もしくは洗浄剤を溶かした水につけて、保管しましょう。
Q. 入れ歯をつけると見た目が変わりますか?
A.前歯が入れ歯になる場合、口元の自然なふくらみが戻り、表情が明るく見えることが多いです。総入れ歯の場合はかみ合わせの高さによっても、口元が変わります。
Q. 入れ歯が合わなくなったときはどうすればいいですか?
A. 無理に使い続けず、早めにご相談ください。
調整やリベース・リライン(裏打ち)で改善できることがあります。
時間のかかる場合もありますので、時間に余裕をもって受診しましょう。
Q. 入れ歯が外れやすいのですが、どうしたらいいですか?
A.まずは歯医者さんで調整してもらいましょう。
入れ歯の吸着や支えの位置を見直すことで、しっかりフィットさせることができます。
Q. 入れ歯安定剤は使ってもいいのですか?
A. 一時的な使用にとどめてください。入れ歯安定剤は一時的に使用するものです。
取扱説明書にも長期連用しないでくださいと書いてあります。長期連用で口の中の状態を悪化させてしまうこともあります。接着力の強いものは剥がすのも大変です。
キレイにはがすことができないと、汚れが安定剤の中に入り込み、お口の中が不潔になります。
合わなくなったら、まずは歯科を受診しましょう。
Q. 入れ歯でも定期検診は必要ですか?
A. はい、必要です。
入れ歯のフィット具合やお口の粘膜の状態を確認し、清掃を行うことで長く快適に使えます。












