予防歯科
Q. 予防歯科ってどんなことをするのですか?
A. 予防歯科では、虫歯や歯周病になってから治すのではなく、「ならないようにする」ことを目的としています。
定期的な検診やクリーニング、フッ素塗布、ブラッシング指導などでお口の健康を守ります。
毎日のケアがご自身でできるようにサポートします。
Q. どのくらいの間隔で通えばいいですか?
A. お口の状態によりますが、一般的には3~6か月に1回の定期検診がおすすめです。
歯石のつきやすさや歯ぐきの状態によって間隔を調整します。
Q.PMTCとは何ですか?
A. PMTCとは、「Professional Mechanical Tooth Cleaning」の略で、専門家が専用の機械とペーストで行うプロによるお掃除のことです。
自分では落とせない歯石やバイオフィルム(細菌の膜)をしっかり取り除き、ツルツルの歯にします。
Q. フッ素はなぜ必要なのですか?
A. フッ素には、歯の再石灰化を助け、虫歯菌の働きを抑える効果があります。
定期的なフッ素塗布で、虫歯に強い歯を育てることができます。
Q. 子どもの予防歯科はいつから始めたらいいですか?
A. 上の乳歯が生え始める1歳前後から始めるのがおすすめです。
お子さまが歯医者さんに慣れる練習をしながら、成長に合わせたケアを行います。
Q. 家でのケアと歯科医院でのケア、どう違うのですか?
A. ご家庭での歯みがきは「日常のお手入れ」で、歯科医院でのケアは「専門的なメンテナンス」です。
歯科医院では、ご自身で取りきることのできない歯垢・歯石を取り除きます。
どちらも欠かせず、両方を組み合わせることで予防効果が高まります。
Q. 電動歯ブラシと普通の歯ブラシ、どちらがいいですか?
A. 電動歯ブラシも普通の歯ブラシも汚れ(プラーク)除去率はほとんど変わらないといわれています。
うまく磨くことができれば普通の歯ブラシでも大丈夫です。
電動歯ブラシは歯に当てるだけで汚れを落としてくれるので、正しく使用したらとても効果的です。
手が動かしにくくなった方の歯磨きなどにも有効です。
Q. 食生活は関係ありますか?
A. はい。間食が多かったり、甘い飲み物を頻繁に摂ると、虫歯リスクが高くなります。
すぐに虫歯になってしまう方は、間食の回数を減らすなど、毎日の習慣の見直しも必要です。
Q. タバコはお口にも悪いのですか?
A. はい。喫煙は歯周病の大きな原因のひとつです。
血流が悪くなり、歯ぐきの治りも遅くなり、歯周病の進行にも気づきにくくなります。
禁煙はお口の健康を守る第一歩です。
全身の健康のためにも禁煙をお勧めしています。
Q. 予防歯科で痛いことはしますか?
A. 基本的に痛みはありません。
歯石を取るときに少し痛みや違和感を感じる場合はありますが、丁寧に行いますのでご安心ください。
もし、痛みを感じるときにはすぐに手を挙げておしらせください。
Q. 定期検診を受けるメリットは何ですか?
A. 虫歯や歯周病を早期に発見・予防できることです。
痛くなってから治療するよりも、時間も費用も少なくすみます。
なにより自分の歯を長く保つことができます。
また、歯科衛生士から、正しいセルフケアを学べることによって、歯を守ることもできます。












