フッ素洗口って何?フッ素洗口って本当に虫歯予防に効果があるの?

2023年02月19日 (更新日:2026年08月06日)

虫歯予防になるからと、フッ素洗口をすすめられましたが・・・

本当に効果があるの?と思っていることでしょう。

フッ素洗口とは、一定濃度のフッ素が入ったうがい薬で、ブクブクうがいをすることです。

うがいは1分間といわれていますが・・・実際に1分間はかなり大変。

ですので、当院では、できる限りブクブクするところから始めてもらうようにしています。

フッ素洗口の虫歯予防効果

さて、フッ素洗口による虫歯予防効果ですが、約30~80%と言われています。

小学校入学後から始めると30%前後、就学前の4歳から始めると、40~80%の予防効果。

かなりの虫歯予防効果ですね。

そして、この虫歯予防効果は、大人になっても継続するという報告が!

小児期のフッ素洗口による虫歯の予防効果は、大人になっても予想以上に持続していることが分かったそうです。

大人になっても虫歯予防効果が継続するのはとてもありがたいことです。

実例から見るフッ素洗口の効果

かなり昔のことになりますが、学生時代、フッ素洗口を始めたことで有名な新潟県の弥彦小学校に歯科検診の実習で行ったことがあります。フッ素洗口は効果がありますと習っていたものの、実際に虫歯の児童がほぼいないのを目の当たりにして、フッ素洗口は本当にこんなに効果があるのかと衝撃を受けました。

秋田県の事例ですが、12 歳児の一人平均永久歯の虫歯の数は、平成19年度は全国44位の 2.5 本、ワーストから数えた方が早い状態だったのに、フッ素洗口を始めてから虫歯が減り、令和2年度には全国で10位の 0.6 本までになりました。

フッ素洗口、うがいだけでこれだけの効果があるなら、やる価値はあると思いませんか。

フッ素の使い過ぎにならない?大丈夫?

時々、フッ素入りの歯磨き剤を使って、歯医者さんでもフッ素を塗ってもらって、さらにフッ素洗口をしたら、フッ素の使いすぎになりませんか?と心配のお声をいただくこともありますが、これらを全部してもフッ素の使い過ぎになることはありません。

フッ化物洗口と他のフッ化物応用法とを併用しても1日あたり平均で 0.5mg のフッ化物量を超えることはなく、安全性に問題はありません。

むしろ、併用することで虫歯予防効果は高まることが期待されます。

無理なく習慣化して、丈夫な歯

うがいをするだけといっても習慣にするまでには大変なことがあるかと思います。

子供の歯磨きだけでも大変なのに、うがいって・・・と思われるかもしれませんが、

将来にわたって丈夫な歯を手に入れるために、ぜひ、習慣化してみてください。

もう、大人になっているけど・・・という方、歯の根元の虫歯予防に効果があるといわれています。

18歳~31歳の成人を対象に週5回フッ素洗口を行った場合、40%のう蝕抑制率が得られたという報告もあるそうです。大人でも効果があるのですね。

大人も、フッ素洗口チャレンジしてみてください。

 

※フッ素は心配なので、使いたくありませんという方に洗口を強制することはありません。

フッ素洗口だけで虫歯が予防できるものでもありません。

適切な歯磨きと食生活で、虫歯にならない生活を心がけてください。

 

より詳しく知りたい方はこちら

※厚生労働省の情報提供ページになります。

https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/teeth/h-02-009

https://www.mhlw.go.jp/content/001037973.pdf